本日発行されたFCA執筆の報告書、「ギャンブル依存症財務カウンセリング: 調査と事例調査」ではギャンブル依存症が家族や個人に与える壊滅的な影響が示されました。 報告書では依存に陥った人々の感情的、経済的な軌道修正の支援において、財務カウンセリングが主要な役割を務める事も強調されています。 ベットが人々の人生を破壊している — 個人では借金や請求を支払う事ができない ギャンブル依存症に苦しむ殆どの人が借金や請求を支払えずにいます。二番目に多く出る影響は人間関係の崩壊でした。家庭内暴力、自殺願望や自殺の試み、詐欺やその他の罪への加担等も報告されています。 報告書にある6 件から8件の事例調査からは、このデータの人間的な側面を見せてくれます。親しい人を失う、孤独、そして絶望感等が典型的な課題です。財務カウンセラーならば、破綻した経済状況から救われる手段は誰にでもある事が説明できます。 分析によるとスロットマシンでのベットが最も典型的なギャンブル依存だと明かされましたが、オンラインギャンブルでのベットも急浮上中の問題です。この事業内のFCAの別口座が2015年8月に公開した「役立たず、その一覧:未制御のスポーツベットによる影響」がこの話を伝えています。 財務カウンセリングの役割 — 財政状態と精神衛生面の大幅な向上 調査と研究のいずれにおいても、財務カウンセリングは依頼人に良い違いを生み出すと示しました。 ほぼ全ての依頼人の財政状態が改善し、多くの場合は心身体の健康状態も改善されています。 時として治癒カウンセリング(依存症の傾向に対処する)と連携して行われる財務カウンセリングは、何人かがプレーをやめたり、その回数を減らしたりするのに効果的でした。ですが賭けへの依存は致命的で、少数の依頼人が賭けを続けています。 この分野においては深刻な依存を解消できる即効性のある解決策はなく、長期にわたる支援を継続する資金も必要です。 政府はオーストラリア全土のギャンブル依存専門の財務カウンセラー50人に財政支援をしています。全ての資金提供が6月30日に終了します。 政府の財政支援の継続可否が不明な事により、各事務所と従業員に途方もない不安感を生み出していると思われます。以下の発言ではとある事務所が5月上旬から閉鎖すると明らかにしていますが、一部の事務所ではそれから数週間後に閉鎖する目的で、緊急の対応をとっています。 5月上旬に退出の計画を始め、6月には終了させます。 財政支援に関して確定的な情報が少ない事から、まだ立て直せる事務所でも、次への準備に向けて動き出せるまでの期間も予測できていません。これは財務カウンセリングの能力が低下した中で、サービスを受ける個人のほうが状況に対応しなければならない事を意味します。 私は、DSSゲーム依存症助成金によって財政支援を受けている(事務所の)者は追加で仕事を見つけるように言われた、と聞きました。 私たちはこの財政支援の終了に意識を向けつつ、支援が終了した場合に起こるであろう人員削減案も検討しています。 財政支援を受けられた場合の想定をやめて、ある計画を進めつつありますが、5月の予算から財政支援が復活しない場合は、その計画をすぐに実行する必要があるかもしれません。 いつもそうですが、財政支援が終わるかもしれないという懸念は、私達一人一人にとって大きなストレスです。